「ショーシャンクの空に」からFIREを考えてみる
こないだアマゾンプライムで「ショーシャンクの空に」を見ました。もう10回以上見ています。あらすじはこんな感じ。
ネタバレ注意!
「ショーシャンクの空に」は、スティーヴン・キングの短編小説を基にした1994年のアメリカ映画です。物語は、アンディ・デュフレーンという銀行家が、妻とその愛人を殺した罪で無実の罪を被り、ショーシャンク刑務所に服役するところから始まります。
アンディは刑務所内で、レッドという仲間と出会い、彼を通じて仲間たちと親しくなります。彼らは、刑務所での過酷な生活に耐えるために、互いに支え合っています。しかし、アンディは真実を知り、刑務所の重役達にはびこる腐敗や、刑務所内の違法行為に対して、立ち上がろうと決意します。
この中で、レッドが施設(刑務所)慣れについて語っています。
「刑務所に長くいると、いつしか刑務所の暮らしに慣れきってしまい、だんだんシャバに出ることを恐れるようになる。」
確かに刑務所では生活の心配はありません。決まった刑務作業を行い、食事は3食きちんと出る。寝る時間・起きる時間も一緒。
ところが社会に出ると、自力で金を稼がないといけない。部屋も自分で探さないといけない。仕事もしないといけない。
事実日本でも出所した人間の2人に1人が刑務所に戻ってくるそうです。そして出所した人間の7割は無職。
この現実をFIREやセミリタイアに当てはめてみます。確かに会社員時代はあまり自由がない分安定して収入がある。だからいつしか、会社の収入に頼ろうしてしまいます。私もそうなりかけていました。
FIREは確かに自由ですが、一方誰も助けてくれません。会社も上司も指示してくれませんし、相談にも乗ってくれません。もちろん安定なんてありません。取り崩す資産も株の上下でどんどん上がり下がりします。私たちはいったん会社を出たらもう後戻りできません。
そういう意味では、施設慣れの状態を抱えながらFIREする状態に近いですね。
FIREしてみて思ったのは、株式会社じぶんの社長なったようなもので、世の中の荒波がダイレクトに来るということ。自分の選択したことがダイレクト、自分の現在・将来に及ぼすということ。だからFIREする前は、リタイアというよりむしろ脱サラだと思っていました。
それで正解なのだと思います。
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