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両学長と三崎優太氏に学ぶ人的資本

両学長のYouTube動画や、三崎優太氏の本やYouTube切り抜き動画などをみて、人的資本とは何か、ということを考えさせられました。自分なりにまとめたので、シェアしたと思います。

 

 

人的資本とは

 

人的資本とは人間が働いたり経営することによって将来得られるキャッシュフローを現在価値に割り引いたものを指します。

 

例えば、年収500万で50歳のAが60歳まで働くとします。すると定年まで5000万円稼げます。国債に預けて仮に利回りが1%として、毎年1%ずつ割り引くと4740万円になります。将来キャッシュフローが高くて、割引率のリスクが低い人は人的資本が高い人といえます。

 

なぜ親が大企業や公務員を勧めるのか?銀行がサラリーマンに住宅ローンを貸す理由

 

これは簡単で、この方が人的資本が高くなりやすいからです。サラリーマンや公務員は収入が安定しています。今年500万かせいだのだからきっと来年も同じくらい稼いでくれるだろう、という見通しが立てやすくなります。こういう人のは家計を預けやすくなりますね。だから銀行もこういう人ならきちんと長期で返済の目途が立ちやすいのでお金を貸すのです。

 

フリーランスはサラリーマンの3倍以上稼がないと割に合わない理由

 

割に合わないというのは語弊がありそうですが、それは倒産や廃業のリスクがあるからです。銀行も最初はこうした人にお金を貸し渋るのは、リスクが高い分割引率を多く設定しているからです。つぶれそうな会社の社債の利回りが高いのと一緒です。これが、「その分たくさん稼がないと社会的に信用されにくい」と一般的に思われる理由です。

 

人的資本の例外(灰原、お前の人としての価値は750万や)

 

人的資本が正しく機能しない場面があります。それはお金に困っている場合で、サラ金などにお金を借りる場合です。

 

昔読んでいたナニワ金融道の本の中で、主人公の灰原が社長に1億儲けさせたといって、社長を怒らせた時の灰原に対する言葉です。当時の法定金利は40%程度で、灰原の給料は月25万円だそうです。月2回各1ヶ月分のボーナスが出たとして、年間350万円。1年後灰原が30歳として残りの30年間、ずっと350万円もらい続けたとしたら、灰原の人的資本の合計は1120万円なりました。(計算式は割愛します)

 

出典「ナニワ金融道 213発目金畑社長の金貸し哲学」

 

今の法定金利の上限は20%ほどなので、ここまで低くはなりませんが、金貸しが足元を見ているのがよく分かりますね。

 

26歳当時の俺専用の人的資本はいくら?

私が本格的に社会に出だしたのが、26歳の時です(遅いですね)。その時から今日まで16年間の総支給合計を、1%の割引率で割ると6229万円となりました。これが26歳の自分からみた自分の人的資本の合計となります。

 

そしていくらドブに捨てた?

 

私が仮に、同じ年収500程度(ほぼ変わらずそれ位もらっていました)で60歳までもらい続け、退職金が800万と仮定してます。先ほどと同じ割引率1%で計算したら、17年間8830万円の人的資本になりました。つまり、8830万円の人的資本を捨ててセミリタイアをしたことになります。

 

会社員や公務員は将来CFもリスクも自分でコントロールできない

 

会社員も公務員も将来キャッシュフローを自分でコントロールすることはできません。給料は固定だし、会社の業績も人事考課も自分ではコントロールできないからです。会社に頼っていては人的資本を上げることは難しいのです。

 

満室物件よりガラボロ物件の方が最終利回りが高い理由

 

満室経営で回っていいる物件はそれなりに高いです。そして、満室だということはこれからは空室になるリスクと闘わなければなりません。だからデキる大家さんは費用を安く抑え、ガラボロな物件を購入し、リフォームして最終利回りを上げて収益を伸ばしているのですね。人的資本もその他資本も資本(資産)に対する考え方は一緒です。

 

多くの企業が中期経営計画(3~5年ほど)を採用している訳

 

それは3年から5年までしか多くの人間が見通しがつかないからでしょう。それは経営者とて一緒です。だれだって20年後のことはわからないのです。

 

青汁王子は会社を上場させないでバイアウトするわけ

 

青汁王子こと三崎優太氏の切り抜きの動画を最近よく見るのですが、人的資本のことをよくわかってるなあ、と思ったので書いてみます。本人曰く借り入れは否定しないものの、ほとんど投入せず、他人からの出資も受けないのだそうです。つまり、会社も自分の人的資本の延長としてとらえ、会社のキャッシュフローを大きくして最大になったところでバイアウトするのだと言っていました。

 

バイアウトの価格は営業利益の3~5年分だそうです。これで1社売却すると10億円程度はいってくるとのことです。他人資本を入れないので、儲けは株の馬脚なので税金は20.315%と、売却の手数料だけでほとんど自分のものになります。先ほどの中期経営計画の話といい、少しつなってきませんか?他人資本を入れないで、労働者を雇う場合、レバレッジが聞いた自身の人的資本になるということです。なるほど頭がいいなって思いました。

 

参考

「中学生にも教えたい」人的資本とは何か?親が子供に「会社員」や「公務員」をすすめる理由【稼ぐ 実践編】両学長 YouTube動画

 

 

三崎優太 時を稼ぐ男 新時代の時間とお金の法則

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