【舌切り雀】大きいつづらと小さいつづらは何を表しているか?
皆さんは一度は舌切り雀の話を聞いたことがあると思います。雀のお宿で心の優しいお爺さんは小さいつづらをもらい金銀財宝を手にしました。一方意地悪なお婆さんは大きいつづらをもらい、重くて途中で落としてしまい、お化けや妖怪に襲われる話でしたね。
子供の頃いろいろ考えました。単に因果応報をうたっているだけなのか?人に親切にすることを教えているのか?また、お爺さんが大きいつづらを持っていったら?お婆さんが小さいつづらを持っていったら?
大人になり、株式や投資を始め不動産投資にも興味を持ちだした頃、舌切り雀の話を思い出しある結論に至りました。
つづらの大きさはリスクの大小を表している
つづらの大きさそのものに言いも悪いもなく、リスクの大きさを表しているのではないか?と思うようになりました。お爺さんの心優しさとは関係なく、お婆さんが喜ぶからと、大きいつづらを持っていったらやはり魑魅魍魎に襲われるかもしれません。一方お婆さんが小さいつづらを持ってきたら金銀財宝を手にするかもしれません。
例えば、不動産投資は多額の元手が必要になります。借金も必要です。つまり大きいつづらになります。大きいつづらも途中で落とさずうまく持ち運べば、金銀財宝になったかもしれません。小さいつづらも途中で落としたら化け物になってしまうかもしれません。
私の場合、年間150万円のキャッシュフローを得るために借金して、変な物件をつかまされる可能性をもちながら不動産に手を出すのは怖いなと考えました。だから小さいつづらを選択し、4500万で年間CF150万を手堅く稼ぎたいと思ったのです。
皆さんは、どちらのつづらが欲しいですか?どちらも善にも悪にもなりえますね。