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4%ルールは本当に正しいか?やるなら1/26ルールがおすすめ

皆さんは4%ルールをご存じでしょうか?

トリニティスタディーと言って毎年資産の4%を取り崩しても資産がゼロにならないというものです。今回は4%ルールについて語っていきたいと思います。

 

トリニティスタディーとは?

 トリニティースタディはトリニティ大学の資産の取り崩しに関する研究のことです。主に4%ルールという指標を使って、株式100%、株式・債券(75:25/50:50/25:75)などの比率で計算し、30年後に資産がゼロにならない確率を示しています。おおむね、株式100%だと97%が成功。60年だと87%の成功率になるとのことです。しかもゼロにならないどころか、おおむね8.5倍程度中央値で資産が増えているとのことです。

 

4%ルールの概要

主に取崩方法について2つのパターンがあります。

①毎年引退時の資産額の4%を定額で取り崩す

②毎年の資産残高の4%を定率で取り崩す

 

①引退時の資産が3000万円ならその4%の120万円を毎年取り崩す

②引退の翌年が3200万円なら128万円、その翌年が3100万円なら124万円

 

なぜ4%なのか?その根拠(4%は定数ではない!)

 アメリカのS&P500の平均リターンが7%程度で推移していること。アメリカの平均インフレ率が3%程度であること。

 

7%ー3%=4%

ですが、あくまでもX-Y=Zのように3つとも定数ではありません。日本にあたはめるなら、過去40年の平均インフレ率が0.96%なので、

7-0.96=6.04%

のようになるでしょう。こうような決算の結果導かれたのが、アメリカでは4%というだけで、これが3%にも2%にも6%にもなりえます。

 

なぜ4%ではだめなのか?(コップからあふれた水を飲め!)

4%なら生活費は25年分。3%なら生活費は33.3年分用意しないといけませんね。生活費の逆数で考えて、4%×25年で100%です。

4%ルールは正しいと仮定します。しかしこれは満タンになったコップの水を飲むことになります。コップの水は貴重な種銭なのではないでしょうか?だったら、もう1年分余分にお金をため、生活費を26年分貯蓄するのです。

 

1/26ルールがオススメ

たとえば年間生活費150万円だとして、下の図をご覧ください。

 

2年目以降は取崩後の資産に1.04を架けて計算しています。

するとどうでしょう。

 

仮に確実に年4%で成長するとして、私が提唱している1/26ルールは資産が減らないのに対し、4%ルールは少しずつ資産が減ってしまっています。計算の結果、4%ルールでは資産が83年後にゼロになっています。

 

それに比べ1/26ルールは建前上ではありますが、資産が枯渇してないですね。

 

結論

コップが満タンになったら飲むか?コップからあふれた水で糊口をしのぐか?資産形成においても、取崩をするにしても大切な考えだと思いました。

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