偏差値とは希少性を表すもの
最近偏差値というものにはまっています。いわゆる学歴厨のそれとはちょっと違うアプローチで考えています。
偏差値とは、ずばり希少性を表すものと考えています。皆さんも昔は高校大学と受験勉強をしたと思います。なぜ、いい高校を目指したのでしょうか?なぜいい大学に入ろうと浪人までしたのでしょうか?
多分いい就職がしたいからですよね。いい就職先は、比較的高年収で所得も安定しています。なぜ、これらの企業はいわゆる、いい高校やいい大学から人材を選びたがるのでしょうか?
簡単です。いい人材かどうかは別として、偏差値が高い=希少性が高いからです。
下の図をご覧ください。
これは偏差値と希少性の推移を表しています。
偏差値50が真ん中でちょうど2人1人です。5人に1人が偏差値50です。偏差値60というとかなり優秀で、6.3人に一人程度です。
東大合格ができる偏差値が75だとすると0.62%。161人に一人です。東大の競争倍率が3倍と言われていますが、そんなわけがありません。全受験生からみたらこれだけの希少価値がその人間にはあると、社会からみなされます。
つまり偏差値とは希少価値を示す数値であるといえます。ですが、図で灰色に示した箇所がありますが、1~29と80~100(実際には100以上も存在します)は半分意味を成しません。
あまりにも倍率が高いか、低すぎて適正な競争を反映しているものではなく、むしろ抽選やくじ運の要素が強くなってしまいます。なのおおむね、有効偏差値は30から多くて80までと言っていいのだと思います。その証拠に70を超えたあたりから倍率が跳ね上がります。いわゆる競争原理というものが働くのは、せいぜい1.5倍から100倍程度なのかな?と勝手に思ったりもしています。事実昔の司法試験の合格率は2%程度でしたからね。80から上は昔のドラゴンボールの戦闘力と同じでインフレ化してしまっています。
なので、それ以上は実質競争原理が働く倍率まで落として考える必要があります。だから多くの国家試験や難関大学の試験などには2次試験なるものがあるのでしょうね。
この話題ちょっと引っ張りますので、苦手な方は控えてくださいね!